2012年7月14日土曜日

派遣社員をどう扱うか - 仕事に対する姿勢

ソフトウェアプロジェクトを進める上で、別会社からの派遣社員の存在は大きい。大枠を設計を行った後も、それなりのプログラミングスキルを必要とする業務が山のようにあるからだ。
派遣元の社員が設計を行い、プログラミングはそれを専門とする派遣社員に任せる、というのはごくごく一般的な話だろう。

さて、私も数人の派遣社員を取り仕切る立場にある。そのとき、部下となる派遣社員をどのように扱うべきか。今回はそんな話だ。

ソフトウェアの開発現場が、他の職場に比べて忙しいというのは、世間でも割りと有名な話だろう。デスマーチ、ブラックなんて言葉は、今や一般的だ。
私の職場も、下流のソフトウェア会社と比べればましだろうが、やはりそれなりに忙しい。残業代は出るものの、36協定なんて守られていない。
そんな状態なので、派遣社員の方々にも、残業や無理な勤務を要求することになることが多い。これを当たり前とするか否かだ。

世間では当たり前、残業代が出るだけまし、他のソフトウェア会社に比べれば、、、
という考えが私は嫌いだ。
定時に帰るのが当たり前、仕事よりも家庭、過労死なんて馬鹿げている、、、
これが私の考えだ。将来経営者になりたいと考えていても、これが私の考えだ。甘いと言われようが、日本人なら働けといわれようが、だ。

現在、私自身はもとより、私の下に就いた派遣社員の方々には、上述した考えで仕事をしてもらいたいと考えている。だから私はできる限り休みをとるし、休みをとるときに"すみません"は言わない。当然の権利だからだ。
派遣社員の方々は、相変わらず"すみませんがお休みいただきます"と言ってくるが、休みやすい雰囲気を作ろうと努めている。


このような話を、別の会社の同期などにすると、甘いといわれることが多い。社会人なら働かされてあたりまえ。上司によっては嫌な顔をする。休ませたいなら資格でも取って独立するしかない。会社の後輩ならまだしも、派遣社員なんて。などなど。

やはり日本の社会人ならばそんなものだ。
私はこれを変えたいと思いながらサラリーマンをしている。スムーズに仕事を進めて、適切に仕事を休み、派遣社員だろうと部下にもそうしてもらえるようにと考えている。

これが甘いか否かは、すぐにはわからない。
あと数年後、私のスキル、部下のスキルがどうなっているかだ。

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