2012年7月14日土曜日

時間は定額ではないという話

コストというのは、なかなか難しい概念だと思う。指標にはさまざまなものがあり、計算の仕方によって捉え方が異なってくる。

ある値段である商品を買う、またはある値段である仕事を引き受ける、
そういった場面で、その商品・仕事がコストに見合ったものであるかを判断するのは、簡単なようで難しい。そんなときのちょっとした考え方について述べる。

私はパソコンを買おうとしている。
近所の店舗Aでは5万円、自転車で30分行ったところにある店舗Bでは4万5千円だったとする。
こんなとき、私は自転車を走らせて店舗Bへ向かうだろう。

私は、自分の時間の単価の目安を、"2500円/時間" と考えている。仕事での残業代程度だ。
しかしこれはあくまでも"目安"である。私の時間の絶対的な単価ではない。状況によって単価は変わってくる。

簡単に言えば、仕事をしているとき、友人と飲んでいるとき、部屋でゴロゴロしているときで、その単価は異なるのだ。

友人と飲んでいる時間が最も大事だったとして、その時間を削らないと店舗Bに行けないならば、店舗Aで買ってしまおう、となる。
ゴロゴロしている時間は不毛だったとすれば、その時間を削って店舗Bに行って安く買うほうが得だ、となる。
普段取れない休みがとれて、その休みの間しか安売りをしていないならば、あきらめよう、となる。

時間の価値は一定ではないのだ。優先度を考えて、コストをかける。当たり前だけど忘れがちなことだ。

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