2012年7月14日土曜日

特許戦略の大切さ

技術開発に携わる人間には、特許戦略に対する正しい認識必要だ。
ソフトウェア開発の現場では、特許に対する認識が甘い印象がある。ソフトウェア開 発では、研究所の人間なりが開発したツールを使って顧客の必要とする機能を満足しようとする。そのとき、"必要だからこうする"だけなので、それが特許に なるかなどと考えないのだ。常に仕事が舞い込んできて忙しい職場が多いことも影響しているだろう。
これは、開発現場としては致命的な事態を引き起こしかねない。

情報技術、ソフトウェアは、他の分野と比べて技術の進歩が早い。そのため、常に新しい技術、機能の開発が求められる。そのようなところで新技術をの特許を取得すれば、他社の技術開発を遅らせ、新規参入をブロックすることができるため、非常に有効なのだ。

その事実を知らずに開発を進めれば、他社からリードを奪う機会を失っていることとなる。

それだけではない。ここまでになっていればよほどひどいケースだが、他社の特許を知らずに製品開発を進めていれば、気づけば他社特許を侵害していることさえある。出荷済みの製品に特許侵害が発覚すれば、賠償金支払い、販売停止までありえるのだ。

特許については、少し神経質になるぐらいでちょうど良い。

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